口紅(リップ)のメイク直しを解説！ただ重ね塗りするだけではNG？キープ力をアップさせるテクニック

塗った口紅を長持ちさせるためには、ベースメイクでファンデーションの前に下地を付けるのと同じように、しっかりと唇のコンディションを整えてあげることが大切です。口紅を塗る前には、リップクリームや専用の下地を塗って唇を保湿しましょう。

クリームを塗って少し時間をおいたら、ティッシュで軽く押さえて余分なクリームをオフし、リップペンシルとリップブラシを使って丁寧に口紅を塗ってあげてくださいね。より落ちにくくするためには、唇のシワに沿って丁寧に塗ることがポイントですよ。

また、唇の皮膚は角層が非常に薄く、皮脂腺や汗腺がないため自らうるおいを保つことができません。肌はうるおいを守るため皮脂膜を形成しますが、唇はそれができないのです。そのため唇は乾燥しやすく、すぐに皮が剥けてしまうことも。

そして唇は食べたり、口元を拭いたり、話をするときのすり合わせなどの日常的な行為で摩擦が繰り返されるので、荒れやすい部位でもあります。リップメイクをする直前のケアだけでは状態がよくならない場合もあるので、普段から唇のケアを心がけて、薄皮が溜まってガサガサなんてことがないようにしましょう。数日に一度はリップスクラブなどで唇のガサガサを乗り除きましょう。リップスクラブの後は、保湿力の高いリップバームをたっぷり塗って、うるおいを与えてください。

クレンジング綿棒は、綿棒にメイク落としを染み込ませたもので、落ちにくい口元や目元を集中的にメイクを落とすことができるスグレモノ。このクレンジング綿棒は日々のクレンジングだけではなく、外出先でのアイラインやマスカラのヨレ、リップメイクなどのメイク直しにも便利です。成分は商品によってアルコールやオイル、精製水などを染み込ませたものなど様々。自分の使う目的や場面にあわせて選んでみてください。最近は個別包装タイプの商品もあるので、ポーチに一本入れておくと安心ですよ。

数日に一度、スペシャルケアも行いましょう。リップスクラブで古い角質を落とし、ワセリンや保湿力の高いリップバームで唇に蓋をします。この時、口周りから唇のキワのギリギリまでたっぷり塗り込むのがコツ。ラップを唇の上にのせ、ホットタオルなどで唇を温めましょう。お風呂場で唇パックを行うと、タオルを温める手間が省けるので楽ですよ。約10分程放置してラップを剥がし、残った分は唇になじませましょう。あまりに残りが多い場合は適度に拭き取りましょう。