肌の水分量を上げるための生活習慣・スキンケアのコツ・ポイントを徹底解説!

2024.08.22

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健康的な肌の水分量はどれくらい?

健康的な肌の水分量の割合は、およそ20~30%といわれています。水分量が適量の肌は、柔らかく弾力があり、ヘルシーなツヤ・輝きがあるのが特徴です。さらに、肌の水分量が適切に保たれていると、肌のバリア機能が正常に働き、外部の刺激から肌を守る役割を果たしてくれます。

しかし、肌の水分量が20%以下になると、肌がカサつきやすくなり、肌トラブルが起きやすくなってしまいます。肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激に弱くなってしまうため、肌荒れやニキビなどの肌トラブルが生じやすくなってしまうのです。

肌の水分量を知る方法は?

「肌の水分量ってどうやったらわかるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。近年、肌の水分量は水分測定器や肌水分チェッカー、スマホの水分測定アプリで簡単にチェックすることができるようになりました。

測定器を肌に当てるだけで数秒で数値が表示されるものや、スマホのカメラ機能を利用し、肌を撮影して肌の状態を解析してくれるものなどがあり、どれも手軽に利用できます。

肌の水分量が気になる方は、水分測定器を使って定期的に確認し、必要に応じてスキンケアのアイテムや方法を見直してみるとよいでしょう。

肌の水分量が低下するとどうなる?

肌の水分量が低下すると、シワやくすみ、ハリ・ツヤ不足などといったエイジングサインが現れてしまいます。エイジングサインが増えれば増えるほど、老け顔に見えてしまうので注意が必要です。

目尻の小じわが深いしわに変化してしまったり、たるみを引き起こしてしまったりと、水分量低下によるお肌へのダメージは大きいといえるでしょう。

また、肌の水分量が低下することによりターンオーバーの機能が乱れてしまい、肌のごわつきも招いてしまいます。ターンオーバーの乱れは、肌のバリア機能も低下するため、肌荒れの原因となってしまうのです。

肌の水分量が低下する原因とは?

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肌の水分量はなにが原因で低下してしまうのでしょうか?肌の水分量が低下するのに関係が深い5つの原因について詳しく解説いたします。

加齢

年齢を重ねると、保湿成分であるヒアルロン酸やセラミドの生成が体内で作られにくくなるため、結果として肌の水分量が低下してしまいます。加齢による水分量の低下は中々避けることは難しいですが、適切なスキンケアをすれば、肌老化をスローにすることができます。

特に、ヒアルロン酸やセラミドを含んだ化粧品を使用し、肌に足りない成分を補ってあげることが重要です。そうすることで、肌が本来持っているバリア機能が働きやすくなり、肌トラブルも防ぐことができます。

紫外線

シミ・そばかすの原因となる紫外線。夏は普段から対策しているという方も多いと思いますが、紫外線は一年を通して対策が必要です。

紫外線を浴びると、肌の水分が奪われ、カサカサした状態になってしまいます。日傘や帽子などで紫外線を浴びないように対策したり、日焼け止めで紫外線から肌自体を守ってあげる必要があります。また、紫外線を浴びたあとにしっかりと水分を補うことで、水分量の低下を防ぐことができるので、こまめな水分補給も心がけてみてください。

摩擦によるダメージ

洗顔や毎日のスキンケアでゴシゴシ顔を触っていませんか?肌にダメージが蓄積すると、肌が本来もっているバリア機能が落ちてしまい、水分が蒸発しやすくなってしまいます。

クレンジングの洗浄力が強すぎたり、タオルでゴシゴシ顔を拭いたりすると、肌のターンオーバーが乱れ、乾燥が進んでしまう可能性もあります。スキンケアは肌をいたわるように、やさしく丁寧に行いましょう。

身体の水分不足

肌の水分量が低下するのは、体内の水分が足りていない可能性もあります。汗をたくさんかいた日や紫外線をたっぷり浴びた日などは、肌だけでなく体内の水分量が減少しがちです。意識的に水をたくさん飲むことで、肌の水分量も保つことができるでしょう。

肌の水分量を上げる生活習慣のポイント

肌の水分量を保つためには、日々の生活習慣を見直し、毎日気をつけることが重要です。以下のポイントに注意してうるおいのある肌を保ちましょう。

十分な水分補給

肌の水分量をあげるためには、まず体内の水分量を十分に保つことが重要です。人の身体は約60%が水で構成されています。体内の水分は、皮膚だけでなく血液や細胞にも含まれており、日々の水分摂取量が不足してしまうと、血流が悪くなり新陳代謝も悪くなってしまうのです。そうすると、肌の水分量も減ってしまうだけでなく、肌のくすみ・シワの原因にもなってしまいます。

1日2リットル程度、 喉が渇く前にこまめに水分を摂るのがおすすめです。特に朝起きた直後は、寝ている間に失われた水分を補うために、コップ一杯程度の水を飲む習慣をつけましょう。

バランスの取れた食事

肌のターンオーバーを正常に保つためには、栄養バランスの取れた食事も大切です。特にビタミンやたんぱく質は、肌の新陳代謝を正常に保ったりコラーゲンを生成したりするのに必要不可欠な栄養なので、毎日バランスよく摂取するようにしましょう。

水分量を上げるためには、ニンジンやほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれるビタミンAや、抗酸化作用がありコラーゲンの生成を助けるビタミンCのほか、ビタミンEやオメガ3脂肪酸、タンパク質などをバランスよく摂るのがおすすめです。

UV対策

一年を通して紫外線対策を行うことで、肌の水分量低下を防ぐことができます。日焼け止めを塗ったり、日傘や帽子で対策したりして、日焼けによる乾燥を防ぎましょう。

また、UV対策にはビタミンCも効果的。抗酸化作用があるため、日焼けによる活性酸素の増加を防ぐ効果が期待できます。また、ビタミンCはセラミドの合成やコラーゲンの生成を促す作用もあるため、肌が水分量を保持しやすくなり、美肌効果も期待できます。
ビタミンCを含む食材を積極的に摂取したり、ビタミン配合の基礎化粧品を使用することもおすすめです。

丁寧なスキンケア

肌の水分量を上げるためには、毎日のスキンケアの工程を見直してみるのも良いでしょう。汚れを落とし、水分を補うのがスキンケアの基本です。クレンジングや洗顔でメイクや汚れをきちんと落とし、化粧水や乳液、クリームなどでしっかり保湿しましょう。

スキンケアのコツは、このあと詳しく解説いたします。

肌の水分量を上げるスキンケアのコツ

肌の水分量を上げるためには、日々のスキンケアをどのようにしたら良いのでしょうか?
スキンケアのコツを6つ紹介いたします。

肌をこすらない・掻きむしらない

肌をこすると肌表面の角質が剥がれて、そこから水分が蒸発しやすくなります。
特にクレンジングや洗顔中、保湿ケア中などは角質が剥がれやすいタイミングです。くれぐれも肌をこすらずに、やさしくケアするようにしましょう。また、かゆみがあるからといって肌を掻きむしることも、水分保持力が下がる原因になります。保湿をしたりかゆみ止めを利用したりして、掻きむしりを防ぎましょう。

クレンジングに時間をかけすぎない

「クレンジングは長めにやったほうがいい」と思っていませんか?
しかしクレンジングに時間をかけすぎると、肌本来の保湿成分まで奪われてかえって乾燥してしまいます。クレンジング剤を肌にのせたら、1分以内になじませて終わらせるようにしましょう。ただし急ぎすぎて乱暴になったり、肌を強くこすったりするのはNGです。
1つ1つのパーツごとに、指の腹で円を描くようにやさしくなじませましょう。

洗顔後はすぐに保湿する

洗顔やクレンジング後の肌をそのまま放置すると、肌の水分がどんどん蒸発してしまいます。洗顔を終えて水分をやさしく取り除いたら、間を空けずに化粧水や乳液などでスピーディーに保湿しましょう。

セラミドなどの保湿成分を補う

肌の水分を保っているのは、天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質、皮脂の3つです。中でも特に重要なのが、セラミドなどで構成された細胞間脂質で、肌の水分の80%をキープしているといわれています。

そのため肌の水分量アップには、セラミドが配合された化粧品を使用するのがおすすめです。セラミドは加齢とともに減少していくので、毎日使う基礎化粧品で効率よく補いましょう。

化粧水はコットンと手を使い分ける

化粧水はコットンでつけるとムラなく均等に塗布でき、手でつけると手の体温で角質層の隅々までじっくり浸透していきます。そのため、始めはコットンでつけ、最後にハンドプレスしてなじませるつけ方がおすすめです。

化粧水をつけるときは、肌を強く叩いたり、こすったりするのはNGです。まずはコットンに化粧水をしっかり含ませたら、肌を軽くプッシュするようにやさしくパッティングしましょう。その後、手の体温を肌に与えるようなイメージで、手のひら全体で顔を包み込みハンドプレスしてください。

週に1・2回はスペシャルケアを

週に1~2回はコットンを使ってローションパックをすると、より肌をうるおいで満たすことができますよ。

~コットンパックのやり方~

1.コットンを水で濡らして絞る
大きめのコットンを用意し、水で濡らしてしっかり水気を絞ります。

2.コットンを化粧水でひたひたに
1のコットンに化粧水をたっぷり含ませ、ひたひたにします。ポイントは、四隅までしっかりと化粧水を含ませること。

3.コットンを割いてのせる
1枚のコットンを2枚に割き、さらにそれぞれのコットンを割いて4枚にします。
そして薄くなったコットンを、顔全体に覆うように乗せていきます。そのまま10分ほどパック。

4.最後にやさしくパッティング
時間を置きすぎないよう、10分ほど経ったらやさしく剥がします。そのまま、うるおいを閉じ込めるようにパッティングし、通常通りに美容液→乳液orクリームでフタをして完了です。

肌の水分量を増やす、正しいスキンケアの方法

水分量をアップさせるスキンケアのコツを抑えたところで、正しいスキンケアの方法を見ていきましょう。

1.ブースターを使用する
肌の水分量が低下しごわついている肌に水分を与えても、なかなか馴染みません。そのため、まずは化粧水を角質層まで引き込みやすくするために、ブースターを使用しましょう。おすすめはオイルタイプのブースター。ごわついた肌を柔らかくし、化粧水を角質層の隅々まで行き渡らせます。

2.化粧水をたっぷりと
化粧水はたっぷりと、丁寧に塗布していきます。パーツによってムラがでないよう、2~3回重ね付けしましょう。

3.美容液を使用
肌に水分をたっぷりチャージできるようなタイプや、セラミド配合の美容液を使用するのがおすすめです。

4.乳液・クリームでフタをする
化粧水や美容液で与えた水分をキープするために、乳液やクリームでフタをします。油分で肌を覆うことで、肌のうるおいバランスをしっかり保ちます。

5.オイルを一滴プラス
最後にオイルを1,2滴手に取り、やさしくハンドプレス。どうしても年齢とともに皮脂量も減ってきてしまいます。オイルで油分を少量補うことで、水分と油分のうるおいをバランスよく保ちましょう。

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まとめ

美肌への近道は、肌にたっぷり水分を与え、うるおいを「キープ」させること。
今回ご紹介したスキンケアのコツや正しいやり方を参考に、さっそく今日のスキンケアから実践してみてくださいね。
素肌をいたわる気持ちで、丁寧に、入念にケアしていきましょう!

執筆者

ネイチャーズウェイ
コンテンツ担当

さくらい

飲食店やアパレル店の接客経験を経て、 化粧品の販売スタッフとしてネイチャーズウェイに入社。現在はSNSやコラムの執筆を担当。趣味は美味しいお酒と映画。
監修者

ネイチャーズウェイ
研究開発本部 機能開発チーム

みずの

食品メーカーの品質管理・開発を経験する中で、オーガニックに魅力を感じネイチャーズウェイに入社。植物の魅力たっぷりの優しいコスメを届けたく、オーガニックコスメの企画・ハーブエキスの機能開発に携わる。現在は国産オーガニックコスメchant a charm(チャントアチャーム)の研究・開発を主に担当中。