顎(あご)ニキビはなぜできる?原因とケア方法について徹底解説

2024.07.03

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「大人になってから顎ニキビが頻繁にできるようになった……」と悩んでいませんか? それはまさしく「大人ニキビ」とも呼ばれるもので、10代の思春期とは違う原因でニキビが発生しています。 顎のニキビはどのような原因で発生するのか、対策方法とあわせてチェックしてみましょう。
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顎ニキビができる主な原因

ホルモンバランスの乱れ

顎ニキビができる原因の1つに、ホルモンバランスの乱れが挙げられます。とくに顎の皮膚はターンオーバーが他のパーツに比べて遅いため、ホルモンバランスの影響を受けやすい部分です。ホルモンバランスが崩れると肌のターンオーバーが乱れて肌がゴワついたり、皮脂量が増加したりして毛穴詰まりが起こりやすくなります。

これらはすべてニキビの要因となるもの。肌がゴワついて毛穴が詰まりやすくなり、さらに皮脂量まで増加するとなればニキビができやすくなるのは必然といえるでしょう。

なお、ホルモンバランスの乱れを招くのは、ストレスや睡眠不足、体の冷えなど。顎ニキビを予防・改善するには生活習慣の見直しから始める必要があります。

胃腸機能の低下

あまり知られていませんが、実は胃腸機能の低下も顎ニキビの原因になります。消化不良や便秘が発生すると老廃物が溜まり、それが体内を巡って皮膚から排出されます。

その影響で、顎ニキビができやすくなってしまうのです。暴飲暴食や偏った食生活、過度のダイエットによる栄養不足などが、胃腸機能を低下させるといわれています。

外部刺激

顎を手で触るのがクセになっていたり、マフラーなどの衣類が顎に触れたりしていませんか?マスクを着用することで肌との間に起きる摩擦や、マスク内の蒸れにも注意が必要です。このような手や衣類、マスクによる刺激は肌のバリア機能を低下させ、ニキビを誘発する原因になります。

また、布団や枕のカバーが汚れている場合も、雑菌によるニキビや肌荒れを引き起こしてしまうため注意が必要です。

皮脂が多いのに乾燥しやすい

顎は、顔の中でも皮脂を分泌する皮脂腺が多いといわれています。その一方で、汗腺が少ないため汗をかいて角層にうるおいを与えることができないこともあり、乾燥しやすい部分でもあります。乾燥により肌のターンオーバーが乱れてしまうと、その乾燥をカバーするために肌はより多くの皮脂を分泌します。

皮脂はお肌の乾燥を防ぐなど、皮膚のバリア機能にとって大事な役割を担っていますが、過剰に分泌された皮脂は毛穴にたまりやすく、顎ニキビができやすくなるのです。

顎ニキビが悪化するとどうなる?

ニキビは、毛穴の詰まり(コメド)が原因で、毛穴が炎症を起こしてしまうことでできてしまいます。

あらゆる原因で皮脂が過剰に分泌されると、上の図のように毛穴が狭くなります。
そうなると、毛穴の中に本来排出されるはずの不要な皮脂や汚れなどがどんどん詰まっていき、そのまま適切なケアができていないと皮脂をエサとするアクネ菌が増殖し、「白ニキビ」や「黒ニキビ」、炎症をともなう「赤ニキビ」となってしまいます。赤ニキビをそのまま放置すれば化膿して「黄ニキビ」へと悪化し、最悪の場合ニキビ跡として肌に残ってしまうこともあります。

ニキビは、あまり目立たない毛穴の詰まり(コメド)の段階で適切に洗浄し、アクネ菌の増殖を防ぐことが大切です。

顎ニキビを作らないための対策方法とは?

メイクはやさしく落とす

メイク汚れはニキビの原因になりますが、ゴシゴシと強くこすってしまっては逆効果。やさしく丁寧に落とすことが大切です。

1.乾いた手と顔で、クレンジングを額・頬・顎にのせてクルクルとやさしくなじませる。

2.小鼻など細かい部分は小指を使ってしっかりなじませていく。

3.手を水で濡らし、クレンジングを乳化させながら汚れを浮かしていく。

4.ぬるま湯でしっかりすすぎ、清潔なタオルで顔をやさしくおさえながら水気を吸い取る。

正しい洗顔で過剰な皮脂を防ぐ

ニキビを防ぐためには、正しい洗顔を行うことも重要なポイントになります。しかし、皮脂をしっかり落としたいからと、ゴシゴシと肌に摩擦を与えたり、1日に何度も洗顔したりするのはNG。石けんや洗顔料をよく泡立ててから、やさしく丁寧に洗うのがおすすめです。髪の生え際や顎に洗顔料が残らないように、水やぬるま湯で丁寧に洗い流してから、最後は清潔なタオルでやさしく拭き取ります。

皮脂の分泌が多いと感じる場合は、朝晩の2回で洗顔料を使用して洗顔することがおすすめです。

・正しい洗顔方法

1.手を洗い、顔をぬるま湯ですすぐ。

2.洗顔料をしっかり泡立てる。

3.額・鼻・顎の皮脂分泌が活発なパーツから丁寧に洗っていく。

4.泡のクッションを利用して顔全体をやさしく丁寧に洗う。

5.ぬるま湯でしっかりすすぎ、清潔なタオルで顔をやさしくおさえながら水気を吸い取る。

しっかり保湿する

顎は乾燥しやすい部分なので、洗顔や入浴後はすみやかに保湿を行うことが大切です。低刺激なスキンケア化粧品を選び、適量を清潔な手のひらでつけていきましょう。コットンを使う方法もおすすめです。コットンは手指よりも塗りムラが起こりにくく、しっかりと肌にうるおいを与えられるのがメリットです。

また、ニキビのできやすい部分はクリームやオイルの保湿を避けて、油分の少ない乳液で保湿するのがおすすめです。

紫外線対策をしっかりする

スキンケアの最後には日焼け止めで紫外線対策も忘れずに。日焼け止めは夏だけでなく、一年中塗るのが鉄則です。たくさんある日焼け止め商品の中でも、特にニキビ肌や敏感肌の方には「石鹸落ち日焼け止め」がおすすめ。「ノンケミカル」や「紫外線吸収剤フリー」と書かれた日焼け止めを試してみてくださいね。

十分な睡眠をとる

睡眠不足はホルモンバランスを大きく乱す原因になります。そのため、顎ニキビを防ぐためには十分な睡眠をとることが重要です。夜更かしは避けて、朝の日差しで起きられるような規則正しい生活を心がけましょう。

バランスの良い食事を腹八分目に

胃腸機能を正常に保つためには、バランスのいい食事を続けることが大切です。抗酸化作用をもつビタミンB6やビタミンEを積極的に摂ると、ホルモンバランスも整いやすくなります。リコピンが豊富に含まれているトマトや、β―カロテンとビタミンCを多く含む菜の花を食べるのもおすすめです。

ただし、いくら体にいいものを食べていても、食べすぎてしまっては胃腸に負担をかけてしまうもの。できるだけ腹八分目を意識して、消化不良や便秘を引き起こさないようにしましょう。

顎への刺激を減らす

顎への刺激を極力減らすことで、ニキビの予防・改善になります。顎に触るクセを意識して止めたり、マフラーやストールが触れないように工夫しましょう。直接肌に触れる寝具も定期的に洗濯をし、清潔にしておきましょう・

また、着用する機会の多いマスクは、大きめのサイズを選び、マスクのふちで顎が擦れないように注意しましょう。清潔な状態をキープできるように、マスクは1日使用したら新しいものに交換するようにしましょう。

日々のケアで顎ニキビを防ごう!

ニキビを防ぐために、日々のスキンケアを丁寧に行い、肌を清潔に保つことがとても大切。いつものスキンケアにプラスして、ニキビを防いでくれるものを取り入れるのもおすすめです。
販売名:薬用アクネ パウダーウォッシュ
¥3,080(税込)

毛穴の汚れが気になる方におすすめの酵素*洗顔料。自然由来成分と酵素*の力で毛穴に詰まった角栓や古い角質をやさしくほどくように分解するので、ニキビを防ぎたい方にも◎。肌のざらつきが気になるときに、いつもの洗顔の代わりに使うのもおすすめです。

*パパイン(洗浄成分)

スキンケアにお悩みの方におすすめのブランド

おわりに

顎ニキビを防ぐためには、基本的なスキンケアとともに体内のケアにも目を向けることが重要であるとわかりました。顎にニキビができるとブツブツとした見た目になり、メイクをしても凹凸がカバーしづらく目立ってしまいます。

ニキビができる前に防ぐケアを徹底していきましょう。

監修者

ネイチャーズウェイ
研究開発本部 機能開発チーム

みずの

食品メーカーの品質管理・開発を経験する中で、オーガニックに魅力を感じネイチャーズウェイに入社。植物の魅力たっぷりの優しいコスメを届けたく、オーガニックコスメの企画・ハーブエキスの機能開発に携わる。現在は国産オーガニックコスメchant a charm(チャントアチャーム)の研究・開発を主に担当中。