健康な肌は弱酸性
一般的に健康な肌は、皮膚常在菌のバランスが整っていて、きれいなお肌を保てるのは皮膚常在菌のおかげです。肌表面は酸性ですが、人は自らの肌を弱酸性に保つ力があり、汗の中に含まれている乳酸や肌表面の脂肪酸などによって中和し弱酸性になっています。
一般的に健康なお肌のpH値は、弱酸性と言われています。それは、肌を覆う皮脂膜が弱酸性だからです。この皮脂膜は、皮膚常在菌がつくる分泌物からできた脂肪酸、汗などに含まれる乳酸やアミノ酸が混ざり合うことで作られます。人は本来、自らの肌を弱酸性に保つ力を持っています。それは継続的に皮脂膜をつくりだすことができるからなのです。この皮脂膜の生成は皮膚常在菌がいないとできません。つまり、健康なお肌を保てるのは皮膚常在菌のおかげでもあるのです。
梅雨から夏の時期の肌のトラブル
梅雨や夏の時期は、肌トラブルの原因になる要素がたくさんある季節です。皮膚常在菌のバランスが崩れ、皮膚トラブルがおきやすいのもこの時期です。梅雨から夏の時期は湿度が高く、気温が上昇するため、人の新陳代謝が活発になります。そのため、1年で最も皮脂分泌が増えると言われています。皮脂は臭いの原因にもなり、さらに菌にとって大好物のエサになるので、菌が増殖しやすくなります。特にこの時期の洗顔、ボディウォッシュは丁寧に行い、皮脂をきれいに落としましょう。
弱酸性とアルカリ性(石けん)の違い
大きな違いは、汚れの落ちやすさです。アルカリ性の石けんは、油によく馴染み、油汚れを落としやすい性質を持っています。皮脂汚れやクレンジングで落としきれなかったメイク汚れをしっかり洗浄し、肌をまっさらな状態をするには、アルカリ性のボディソープ(石けん)がおすすめです。また、石けんならゴシゴシこすらなくても汚れを落とすことができます。特に皮脂が多くなる部分は酸性が強まるため、石けんでやさしく洗い上げると肌炎症の予防にもなります。
ポイント
弱酸性のボディソープ
アルカリ性に比べ、やさしく汚れを落とします。敏感肌や乾燥肌、赤ちゃんなどの「ボディソープはやさしさを重視したい」という方に。
アルカリ性の
ボディソープ(石けん)
皮脂汚れやクレンジングで落としきれなかったメイク汚れをしっかり洗浄。オイリー肌の方はもちろん、皮脂が多くなる場所(酸性が強まる場所)の肌炎症の予防にも。
弱酸性=肌に優しい?アルカリ性=肌への刺激?
人は自らの肌を弱酸性に保つ力を持っています。そのため、アルカリ性の石けんで洗ったとしても刺激になることはありません。大切なのは、きちんと石けんで汚れを落とし、丁寧に洗い流しきること。汚れと石けん成分(アルカリ)が残ってしてしまうと肌トラブルの原因になってしまうことも。石けんで洗った後は、しっかり流して健やかな肌を保ちましょう。
【注意】
肌が炎症を起こしていて、洗浄中にピリピリというような刺激を感じる場合は、石けんの使用を控えてください。
大切なのはアフターケア
汚れや皮脂を落とした後、そのままにしておくと肌は乾燥しやすくなります。きちんとお顔は化粧水、体は乳液やボディクリームなどで保湿することが大切です。特に赤ちゃんや子どもの保湿は丁寧にすることがおすすめです。
ドクターブロナーのマジックソープ
大切なのは自分の肌状態を知り、肌状態に合わせた石けんを選ぶこと。
ドクターブロナーのマジックソープは弱アルカリ性。すっきりとした洗いあがりを求める方にぜひおすすめしたいアイテムです。カラフルで可愛くて、種類が豊富なドクターブロナーの石けん。まずは自分の好みに合う1つを選んで、毎日のボディ&スキンケアを楽しみましょう!
¥3,960
少量でもしっかり泡立ち、肌のうるおいを守りながらすっきりと洗い上げるので、デリケートな肌の方にも心地よくご使用いただけます。
✓TIPS
マジックソープの使い方
過去にマジックソープで顔や体を洗って、肌がつっぱったというご意見をいただくことがありますが、もしかするとマジックソープの量が多かったのかもしれません。顔なら2~3滴、体なら5~6滴で十分に洗うことができます。マジックソープは少量でもしっかり泡立つので、水を加えもこもこ泡立てて洗ってください。
マジックソープ1:水5がおすすめの黄金比です。
ネイチャーズウェイ
研究開発本部 製品開発チーム
おおえ
自然化粧品の考え方に共感し、自分もその一端を担いたいという思いからネイチャーズウェイに入社。入社以来処方開発業務に従事し、スキンケア・メイクアップ・ヘアケア製品と幅広く商品開発を担当している。