タレ目メイクの魅力とは?
タレ目は、目頭の位置よりも目尻が垂れ下がっている目のことをいいます。自然と笑顔に見えたり、笑うとさらに目尻がにこやかに見え、「笑顔が素敵な人」「親しみやすい人」といった好印象を与えやすいのが特徴です。やさしく可愛らしい雰囲気を自然と演出できるため、あえてアイメイクでタレ目を作る方も多いですよね。
タレ目メイクは、女性らしいやわらかい雰囲気、愛らしいモテメイクを叶えたい方にぴったり。
コツさえおさえれば簡単にできるので、おでかけシーンやファッションにあわせて取り入れたいメイクテクニックです。
基本的な簡単・ナチュラルタレ目メイクのやり方
まずは、タレ目メイクの基本からご紹介します。普段のメイクを少し工夫するだけで簡単にでき、自然なタレ目を演出できるので、是非毎日のメイクに取り入れてみてください!
1:アイシャドウ
アイシャドウで自然なタレ目を演出するためには、下まぶたの目尻側に三角形を意識して影をいれるのがポイントです。
下まぶたの幅1/3程度の目尻側に、暗すぎないブラウン系のシェードカラーを塗りましょう。
このとき、三角形をいれる範囲が広すぎてしまうと目尻の主張が強くなってしまうため、上まぶたの幅よりも広くなりすぎないように注意しましょう。
また、目尻の三角ゾーンだけが目立ってしまうと不自然にみえます。
できるだけ下まぶたの目のキワに自然になじむようにし、上まぶたの目尻側にも同じシェードカラーをいれるとまとまりのある仕上がりに。
2:アイライナー
自然なタレ目に仕上げるためには、まずはまつ毛の間を埋めていくように「インライン」から描いていきます。こうすることで、ナチュラルに目力を強調させて、やりすぎ感のないパッチリ目に仕上がります。
目尻のラインは、いつもよりも角度を下げて2~3mm程度長めに描くのがポイントです。
ラインの先は跳ね上げず、そのまま斜め下に向かってスッと消えるように描きましょう。
3:涙袋
タレ目メイクは涙袋も重要です。涙袋の中央から目頭までにパール感のあるアイシャドウをのせることで、目元に明るさをプラスし、より華やかで愛らしいタレ目を演出することができます。
目頭に明るさが出ると、目尻にのせたシェードカラーがコントラスト効果で綺麗に際立つため、タレ目感をアップすることができます。
アイシャドウをのせる位置は、黒目の下の位置から目頭まで。白目を明るくみせ、瞳全体を綺麗にみせる効果も期待できます。
4:まつ毛
まつ毛はまず、ビューラーでカールの向きを整えていきます。特に目頭付近はしっかりと上向きに上げ、目尻側は斜め上方向に緩やかにカーブさせるのがポイント。
こうすることで、タレ目の形にぴったり合ったまつ毛に仕上がります。マスカラは、ボリュームよりも長さを意識して、ナチュラルに仕上げていきましょう。黒目よりも外側から目尻の範囲だけに重ね付けするのもおすすめです。
<通常のメイクとタレ目メイクの比較>
《シーン別》簡単・ナチュラルなタレ目メイクのやり方
タレ目メイクの基本をおさえたところで、ここからはシーン別にタレ目メイクのおすすめの方法をご紹介していきます。
アイテムを使い分けて、メイクのバリエーションを増やしてみましょう!
シーン1:オフィス
オフィスシーンでは、できるだけナチュラルにタレ目を作るのがポイント。アイライナーは控えめに、アイシャドウメインで目尻を自然に強調させていきましょう。
使用するアイシャドウは、ブラウン系のナチュラルな色合いがおすすめ。濃淡の異なるブラウンを重ねて、自然な深みのある目元に!
使用アイテム
【How to】
1.カラーアイズ 03ココアスエードの【C】を下まぶたの1/3にのせます。
2.【C】を上まぶたにも目尻側1/3の二重幅にのせます。
3.【D】のシェードカラーを、下まぶた・上まぶたの目のキワだけに黒目の外側から目尻に向かってアイラインのように細くのせます。
4.マスカラを塗って完成。
シーン2:普段のお出かけ
普段のお出かけシーンでは、シンプルすぎず派手すぎない、洗練されたイメージに仕上げるのがポイント。
肌馴染みの良いベージュやゴールド系のカラーを選び、細かいパールが入ったアイシャドウで華やかさをプラス。先に締め色をのせてから明るいカラーを上から重ねることで、ナチュラルなグラデーションにするとよりナチュラルに仕上がります。
使用アイテム
【How to】
1.最初にカラーアイズ 01 スリークゴールドの【D】のシェードカラーを上下まぶたの目尻側1/3に細くのせます。
2.上まぶたのアイホールに、【B】を重ねます。
3.下まぶた全体に【A】のパールカラーをいれて華やかさをプラス。
4.アイライナーでインラインを描いたあと、目尻のみ少し長めに角度を下げて引き、マスカラで仕上げて完成。
シーン3:デート
ピンク×タレ目メイクはモテメイクのてっぱん。
デートシーンこそ、ピンクカラーのやさしくフェミニンな雰囲気で、愛され顔を叶えましょう!
アイシャドウの締め色はあえて使わずピンクでまとめ、アイラインでタレ目を作るのがポイントです。
使用アイテム
【How to】
1.カラーアイズ 02 ミスティピンクの【B】のピンクを、上まぶたのアイホールと下まぶたの目尻側1/3にのせます。
2.下まぶたに、【A】のパールカラーを1でのせたピンクと重なるようにして目頭までのせます。
3.アイライナーでまつ毛とまつ毛隙間をうめ、目尻は斜め下に向かってまっすぐ少し長めのラインをひきます。
4.マスカラを塗って完成。
《目の形別》簡単・ナチュラルなタレ目メイクのやり方
ここからは、一重・奥二重・二重・切れ長・つり目の5つの目のタイプ別に、ナチュラルなタレ目メイクのやり方をご紹介していきます。タレ目メイクの基本編を軸に仕上げましょう。
一重さん向けタレ目メイク
一重さんは、アイライナーをしっかり引いてしまうと目元の印象がきつくなってしまうことがあるため、やさしい雰囲気のタレ目メイクをする場合は、アイシャドウの締め色だけでタレ目を演出するのがおすすめです。
上まぶたの目尻側に濃い色のシェードカラーを塗り、下まぶたは小さい三角形を意識して目の斜め下に影をいれましょう。
マスカラも濃く塗りすぎず、斜め下に向かって、ナチュラルに長さを出しましょう。
奥二重さん向けタレ目メイク
奥二重さんは、上まぶたにアイカラーをしっかりいれたりアイラインを太くいれると、目を開けたときに隠れてしまい、ヨレの原因にもなってしまいます。
アイシャドウはナチュラルに仕上げ、下まぶたをポイントにして仕上げるのがおすすめです。
アイラインは長さを意識して細い線で角度を下げて描きましょう。
二重さん向けタレ目メイク
二重さんは、綺麗な二重のラインを活かしながら、より自然なタレ目メイクにするのがおすすめ。
アイシャドウやアイラインは濃くのせず、目頭や目尻にポイントをいれる程度にして全体的にナチュラルに仕上げましょう。
アイシャドウはベージュやアイボリーなどのベースカラーを使用し、アイライナーは目尻のみに下に向かってひくと◎
目頭にはパールのアイシャドウをいれてさりげなく華やかさをプラスしましょう。
切れ長さん向けタレ目メイク
シュッと切れ長な形の方は、上下まぶたの中心にポイントをおいて縦幅を強調させつつ、目尻を下向きにするのがポイント。
パール感のあるアイシャドウを上下まぶたの黒目の中心にのせたり、インラインを黒目の位置にだけポイントでのせると縦幅が強調されます。
目尻のラインや下まぶたのシェードカラーも斜め下向きに、少し太めにいれるのがおすすめです。
つり目さん向けタレ目メイク
タレ目と反対で目頭よりも目尻の位置が上にあるつり目さんは、アイシャドウやアイラインをどちらもしっかり使用してタレ目をつくります。
基本編のやり方を基準に仕上げつつ、上まぶたのアイシャドウは目尻に向かって濃くなるような横のグラデーションに、アイラインは目尻をしっかり下に向けて描くのを意識して仕上げましょう。
ナチュラルなタレ目をつくるメイクアイテムの選び方は?
タレ目メイクは、使うアイテム選びも重要です。タレ目メイクにおすすめのアイメイクアイテムをご紹介していきます。
アイシャドウは派手すぎないカラーを
タレ目メイクは、目元をパッチリと可愛らしく仕上げるメイクなので、派手すぎるカラーや粒の目立つラメ・グリッターなどのアイカラーは、印象が強くなりすぎてしまいます。
ナチュラルなタレ目メイクには、ナチュラルな色合いのデイリーに使いやすいカラーや、パールが細かいアイシャドウをチョイスしましょう。
アイライナーはブラウンがおすすめ
ナチュラルなタレ目メイクに仕上げるためには、アイライナーはブラックよりもやさしい印象に仕上がるブラウンがベター。目元をナチュラルに引き締めつつ、抜け感のあるこなれた印象を叶えてくれます。
失敗して塗り直してもパンダ目になりにくいので、アイメイク初心者の方にもおすすめです。
マスカラはロングタイプをチョイス
マスカラは、長さを出せるロングタイプがおすすめです。また、カールをキープさせるためにも、ホットビューラーやマスカラ下地を活用するのも良いでしょう。
時間がたってもにじみにくくパンダ目になりにくいマスカラを選んでくださいね。
NGなタレ目メイクのやり方
最後に、タレ目メイクのNGパターンをご紹介いたします。
タレ目メイク以外でも、ナチュラルにメイクを仕上げたいときには気をつけてみてください。
濃すぎるアイメイク
タレ目メイクでアイメイクを濃くしてしまうと、目元に印象が偏ってバランスが悪くなるだけでなく、印象が強くなりすぎて「やりすぎ感」が出てしまいます。
アイシャドウの濃さやアイラインの太さ、マスカラの重ねすぎに注意して、ナチュラルに仕上げてくださいね。
かこみメイク
アイラインで目周り全体を囲むと、怖い印象を与えてしまうことも。トレンド感を薄れてしまうので、アイラインはできるだけナチュラルに、インラインや目尻のみで仕上げるのがおすすめです。
アイラインの描きすぎ
アイラインを太く描きすぎてしまうのも、やぼったさが出てしまうだけでなく、アイメイクのヨレにも繋がってしまいます。
アイラインは目のキワギリギリに細くひくか、まつ毛とまつ毛の間を埋める程度に引くのがトレンド感のあるナチュラルなアイメイクに仕上がります。
アイラインの跳ね上げすぎ
アイラインを上向きに跳ね上げると、タレ目に仕上がりません。つり目にしたいときやキリッとクールな印象のメイクにしたいときにはおすすめですが、タレ目メイクのときは跳ね上げず、まっすぐ下向きに引くのがポイントです。
まとめ
簡単にできるタレ目メイクの基本から、シーン別・目の形別、NGパターンまで詳しくご紹介しました。
フェミニンな可愛らしい雰囲気になれるタレ目メイク。今回ご紹介したアイシャドウやアイライン、マスカラのテクニックをマスターして、「好印象」を手に入れましょう!
おでかけシーンやファッションにあわせて楽しんでみてくださいね。
ネイチャーズウェイ
コンテンツ担当
さくらい