2019年以来、4年ぶりに大集合!
4年ぶりに、秋の収穫イベントを開催させていただきました。群馬、栃木、東京、埼玉、静岡、大阪など大型バスをチャーターして大勢の方が集ってくださいました。今月は年内最後の収穫で、2年間かけてじっくり育ったエキナセア、アルテア、オウゴンの根っこの収穫を2回にわたり開催。
みなさん逸る気持ちを抑えて、まずはスタッフ考案(自称)準備体操で体をほぐし準備万端!
準備運動が割ったら、スコップを片手にいざ、畑へレッツゴー!
参加者の経験値はベテランの方から初めて参加の方までさまざま。皆さんに楽しんで頂けるようスタッフから丁寧に見本を交えてレクチャーします。みなさん食い入るように見ています。
初めはなるべく根っこを切らないように慎重にかつ慎重にでしたが、すぐに慣れ笑顔も見られます。
大きな根っこが掘れた時には今日一番の笑顔がこぼれます。
収穫した根っこは1本ずつ丁寧にはさみで切り分けます。複雑に絡み合った根っこを傷つけない様に優しく丁寧に丁寧にほぐしていきます。
ほぐし切り分けた根っこを一気に水洗いをします。こちらも参加者の方にお手伝い頂きました!まるで消防車のホースの様に太く重いホースを持ちながら、根っこについた土をすみずみまで洗い流します。
作業の後はホッと一息…。
作業後は農場で採れたカモミールやローゼルの特製ハーブティーで、がんばった体に癒しのひと時をご堪能いただきながらハーブ講座を開催。昨年収穫した根っこから抽出した自社エキス(原液)の披露や、直前に摘み取った超新鮮なセージを使って簡単な装置での水蒸気蒸留の実演も行い、販売されているエッセンシャルオイルとは異なる"ハーブそのもの"と言っても過言ではないフレッシュな香りをお楽しみいただきました。
有機認証を継続する当農場から、参加いただいたみなさまへこころばかりの御礼としてレモンバーム、セージ、タイムの中からお好きなものを摘み取ってお持ち帰りいただきました。
香り高い生(なま)や乾燥させて好きな時に料理に使ったり、『挿し木して増やしたい』などご要望に合わせ急遽、栽培講座やプチ料理講座なども開催。みなさん笑顔と共に農場をあとにされました。
今月も大勢の方にご参加、ご協力いただきありがとうございました。この会をとおして有機ハーブそのものを五感を使って体験いただけたのではないかと思います。次回はもっと楽しんいただけるよう、スタッフ一同知恵を出し合って更なる挑戦を続けます。
ありがとうございました!
ネイチャーズウェイ自社農場「明野ハーブ農場」について
明野ハーブ農場は、山梨県北杜(ほくと)市にある栽培面積3,850㎡の有機栽培を行う自社農場。明野ハーブ農場がある土地は富士山、南アルプス連峰、八ヶ岳連峰に囲まれた茅ヶ岳の南西部、標高800mに位置する丘陵地で、日本一日照時間が長いことで知られています。また昼夜の寒暖の差が大きいため、過酷な環境下でも耐え忍ぶ生命力の高いハーブが育ちます。
農場では、全20種類のハーブを栽培し、製品の原料としても使われています。
▲農場で栽培しているハーブの一部です
■国が認めた「有機JAS認証」を取得
さらに、明野ハーブ農場では、2012年より「有機JAS認証」を取得しています。
<有機JAS認証とは?>
有機JASとは、2000年に改正された日本農林規格(JAS)によって、有機農産物などの表示を認証したもの。 認証は該当物資の生産方法の確認に始まり、製造工程、流通方法、商品の保管・管理とその責任者の制定に至るまで細かく設定され、そして認定検査官の事前審査とオーガニックに関する講習を修了して認定となります。
<取得条件>
・最低でも3年以上は土壌に農薬を使用していない
・有機肥料であっても化学成分や重金属が含まれていないものを使用する
・土壌の性質に由来する自然循環機能の維持増進を図る
・環境・衛生管理の整備(外部からの異物流入や混入も防止)
・上記に関する管理プログラムの制定とその実施
・上記に付帯する全ての事項に関する第三者認定機関による検査および年次更新の審査
日本ではオーガニックコスメに関する法的定義が存在しないのが現状ですが、食品分野においては世界各国ともに法的な規制のもと厳格な定義があり、日本では「有機JAS」がこれにあたります。つまり、有機JAS認証を受けたハーブは、国が認めた公的な有機(オーガニック)農産物だと言えるのです。
スタッフ紹介
開発調査室
山口 浩
高校・大学で農業を学び、卒業後他業種に就職するもハーブの香りが忘れられず、ハーブに関われる植物化粧品を扱うネイチャーズウェイに入社。自社のハーブ農場も開園し、ハーブに囲まれ、ハーブに向き合い、ハーブ三昧な日々を送っています。