眉メイクの基本
眉メイク初心者の方でも、ポイントさえおさえれば簡単です。まずは基本のおさらいから始めましょう。
眉の「黄金バランス」を知ろう!
眉メイクで一番大切なのが眉のバランス。ここが崩れてしまうと、いくら綺麗に描いてもイマイチな仕上がりになってしまいます。まずは基本の「黄金バランス」をしっかりおさえておきましょう。
・大きな鏡で眉のバランスをチェック
意外と見落しがちなのが鏡。小さな鏡だと黄金バランスがとりにくく、眉だけが浮いた仕上がりになってしまうことも。
特に朝メイクをするときは、必ず顔全体が見える大きめな鏡で、なるべく床と垂直になるように意識して顔をうつすのがポイントです。
置き鏡の場合は、覗き込まずに鏡を目線の高さに合わせましょう。大きな鏡で全体のバランスを見ながら描いた後は、手鏡で細かい部分を確認して微調整すると失敗しにくくなります。
眉を描き始めるタイミングはいつ!?
もちろん絶対的な決まりはないのですが、ポイントメイクの最初に描き始めることでナチュラルな眉に仕上がりやすくなります。
眉は「顔のフレーム」とも言われているので、先に描いてしまえばアイメイクやチークの塗る幅などが決めやすくなるのです。
最後にまたメイク全体のバランスに合わせて、眉の濃さを調整していきましょう。
眉メイクの基本の工程
用意する道具
眉メイクをする際に用意しておきたい道具はこちら。
・ティッシュ
・フェイスパウダー
・スクリューブラシ
・アイブロウパウダーorアイブロウペンシル(もしくはその両方)
ティッシュ・フェイスパウダーは崩れを防止して色持ちをアップさせるために、スクリューブラシは毛並みを整えるために使用します。
それでは、眉メイクの基本の行程をおさらいしていきましょう。
ーStep1.余分な皮脂をティッシュオフ
まずは皮脂やファンデーションなどの油分をやさしくティッシュでおさえるようにオフします。
ーStep2.フェイスパウダーをのせる
フェイスパウダーをのせておくと、眉メイクの色持ちや発色がよくなります。
ーStep3.眉の毛流れをスクリューブラシで整える
ーStep4.アイブロウパウダーorアイブロウペンシルで描いていく
「黄金バランス」を確認しながら描いていきましょう。余分な毛があった場合はここでカットしましょう。
ーStep5.スクリューブラシで濃い部分や輪郭をぼかす
濃くなりすぎてしまってもぼかせば大丈夫!眉頭や眉上の輪郭を中心にぼかすと自然な仕上がりになります。
【1point アドバイス】
眉マスカラをお持ちの方は最後の仕上げにプラス!
眉にツヤと立体感が出て、ワンランク上の垢抜けた印象になります。
垢ぬけて見えるアイブロウのカラーは?
髪の色よりも少し明るめのカラーにすると、違和感のない自然な眉色に仕上がります。
髪色より暗くても、反対に明るすぎても眉だけが浮いた印象になってしまうので注意しましょう。
黒髪の方はダークブラウンやグレー系の色味がおすすめです。
また、眉の色に濃淡がなく全体的に濃く仕上げてしまうのも、のっぺりとした重たい印象になってしまいます。
眉頭は薄く、眉尻に向かって濃くなるように仕上げましょう。
眉全体が濃く濃淡がないNG例に対して、垢ぬけ眉では眉尻に向かって濃淡があり、眉色もワントーン明るいためナチュラルに仕上がっています。
イエベ・ブルべではどう選ぶ?
イエローベース・ブルーベースのパーソナルカラーも参考にしてカラーを選ぶのもおすすめです。
・イエベさんのおすすめのカラー
・ブルべさんのおすすめのカラー
ダークブラウン・グレー・アッシュ系ブラウン・ピンク系ブラウン・ローズ系ブラウン・パープル系ブラウン 等
【1point アドバイス】
眉の上からチークやアイシャドウを重ねると簡単にニュアンスをプラスできるのでおすすめです。
ぐっとおしゃれ度がアップする、上級者テクニック!
【アイテム別】眉の基本的な描き方
ここからは、アイブロウパウダーとアイブロウペンシルのアイテム別の描き方をご紹介します。
まずはパウダーとペンシルではどんな違いがあるのかをみていきましょう。
パウダーとペンシルの違い
<パウダータイプ>
・やわらかな線が描ける
・自然な陰影が作りやすい
・2色以上の配色になっていることが多い
・ふんわりとやさしい印象に仕上がる
<ペンシルタイプ>
・細くはっきりとした線が描ける
・眉毛を一本一本描き足すのに便利
・繰り出し式のタイプと鉛筆タイプが一般的
・きりっとしたクールな印象に仕上がる
他にもリキッドやティントなどいろいろなタイプのアイブロウアイテムがありますが、パウダーとペンシルはメイク初心者の方や不器用な方でも比較的簡単に描けるのでおすすめです。
1.パウダーの描き方
パウダータイプのアイブロウのみを使用する場合の基本の行程はこちら。
1.余分な皮脂をティッシュオフ。
2.フェイスパウダーをのせる。
3.眉の毛流れをスクリューブラシで整える。
4.細いブラシで眉山から眉尻に向かって細くなるように描き、眉のフォルムを決める。
5.眉毛が足りない部分を細いブラシでスタンプするようにして色をのせて埋めていく。
6.太めのブラシで眉頭から眉尻に向かってふんわりと色をのせる。
7.何もついていないブラシで眉頭を眉間に向かって毛を逆立てるようにしてぼかす。
おすすめ商品
2色のブレンドでふんわりとした自然な立体感を演出するアイブロウパウダー。にじみにくく、自然な仕上がりが続きます。付属ブラシの形や固さにもこだわり、簡単に陰影を作り出すことができます。抜群の描き心地を是非ご体感ください。
2.ペンシルの描き方
ペンシルタイプのアイブロウのみを使用する場合の基本の行程はこちら。
1.余分な皮脂をティッシュオフ。
2.フェイスパウダーをのせる。
3.眉の毛流れをスクリューブラシで整える。
4.なりたい眉の形に合わせて輪郭をある程度描いておく。
5.眉が足りない部分を一本一本描いて埋めていく。
6.スクリューブラシで毛並みに沿ってぼかす。
おすすめ商品
やわらかくなめらかな描き心地でにじみにくい、スクリューブラシ付きのアイブロウペンシル。適度な重みがあり、安定した抜群の描き心地を実現しました。レフィル(別売)もございます。
【眉のタイプ・なりたい印象別】簡単な眉の描き方
眉が濃いめな方・ナチュラルなエアリー眉になりたい方はパウダータイプがおすすめ
1.眉山~眉尻を描く
2.眉全体にふんわりのせる
3.眉頭を眉間に向かってぼかす
4.完成
パウダータイプは、眉が濃いめな方でも眉の存在が強くなりすぎず、やわらかい自然な眉に仕上がります。パウダーの色は2色以上の配色になっているタイプがおすすめです。眉尻に向かって濃くなるように、色を使い分けてグラデーションにすると自然に仕上がります。
使用アイテム
眉がまばらに生えている方・シャープなきりっと眉になりたい方はペンシルタイプがおすすめ
1.眉下の輪郭をとる
2.眉眉尻の輪郭をとる
3.眉毛が足りない部分を描き足す
4.スクリューブラシでぼかす
5.完成
使用アイテム
眉が全体的に薄めな方・ふんわりとした立体眉になりたい方は両方を使い分ける!
1.[ペンシル]眉頭以外の輪郭をとる
2.[ペンシル]眉毛を一本一本、全体に描いていく
3.[パウダー]眉山~眉尻に重ねる
4.[パウダー]眉全体にふんわり重ねる
5.眉頭を眉間に向かってぼかす
6.完成
パウダータイプとペンシルタイプ両方を使うと、眉が全体的に薄く形がぼんやりしている方でも形や濃さが調整しやすく、黄金バランスのとれた美しい眉を作れます。工程は少し多くなりますが、大まかな形をペンシルで描いてしまえばあとは簡単。パウダーで全体をなじませるように仕上げていきましょう。
細眉の描き方
細眉は、大人っぽい印象を与えます。近年のトレンドは、眉の毛並みを活かしたナチュラルな細眉。幼い印象から垢ぬけたい方や、キリッとしたシックな印象になりたい方におすすめです。また、切れ長の目との相性がよいのも特徴です。
細眉を描くときのポイントは、眉の軸を先に描いていくこと。
それでは、詳しい描き方のステップをみていきましょう。
1.スクリューブラシで毛流れを整える
スクリューブラシを使い、毛流れに沿って眉頭は上に、中央から眉尻は斜め下に向かって毛並みを整えます。
2.ペンシルで眉の軸となる中心部分を描いていく
眉の軸となる中心部分から、アイブロウペンシルを使って毛並みに沿って一本一本描いていきます。
3.パウダーで2で描いた軸をぼかし、全体の形を整える
4.完成
平行眉の描き方
平行眉は、やさしい雰囲気に仕上がる形です。ナチュラルな形で抜け感も演出し、親しみやすい印象を与えます。どんなメイクやファッションにも合わせやすいのも魅力です。
平行眉を描くときのポイントは、床と平行になるように、眉頭を少し上めに、眉山を少し下めに書き、眉山までの角度が上がりすぎないように意識すること。眉の上下のラインをぼかすと自然に仕上がります。
1.スクリューブラシで毛流れを整える
スクリューブラシを使い、毛流れに沿って眉頭は上に、中央から眉尻は斜め下に向かって毛並みを整えます。
2.いつも通り眉を描く
3.眉頭の△部分と眉山の下の〇部分を描き足す
ここで床と平行に仕上げます。眉頭はパウダーをブラシで、眉山の下はペンシルで描くと綺麗に仕上がります。
4.完成
美眉になるためには…!
眉の描き方は生え方や濃さによって人それぞれ。まずは自分の眉がどんなタイプなのかをよく観察してみることが大切です。それから「黄金バランス」と自分の眉タイプに合ったステップ、なりたい印象のステップさえ身につければ、愛され美眉が簡単に手に入ります!さっそく実践して、毎日の眉メイクを楽しんでくださいね。
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さくらい