理想的な美眉になれる黄金比率とは?
眉頭(a)は、小鼻の上のくぼみからまっすぐ上に向かって引いたライン上か少し内側に、眉山(b)は、黒目の外側から目尻までの白目の位置に、眉尻(c)は、口角と目尻を斜めに繋いだラインの延長線上になるように描くのが基本の黄金バランスです。
眉山から眉尻までは長すぎると不自然に見えてしまうため、眉全体の1/3程度の長さになるように調整します。
眉全体の太さは、その時々でトレンドや雰囲気に合わせて変えるのが理想ですが、基本的には目の縦幅を基準に、細眉は約半分の太さ、太眉は約2/3の太さになるようにするのが理想です。
眉毛の形を整えるために用意するもの
眉毛の形を整えるときは、以下の物を用意しておきましょう。
・眉毛カット用のハサミ
・シェーバー
・眉毛コーム
・アイブロウペンシル
※シェーバーではなく毛抜きを使用したほうが楽な場合もありますが、肌を傷つけてしまったり、眉毛のバランスが崩れてしまう可能性もあるため注意が必要です。
眉毛の基本的な整え方
眉毛を整えるときは、なりたい眉の形に下書きをした状態で整えるのがベスト。アイブロウペンシルで眉頭・眉山・眉尻の位置に目印をするだけでもOKです。
形が決まったら、以下の4つのポイントをおさえて眉を整えていきましょう。
1:眉コームなどで毛流れを整える
毛流れを正しい向きに整えます。
眉コームやスクリューブラシを使って、眉頭は上方向、中間~眉尻は斜め下方向に向かって毛流れを整えましょう。
2:眉の輪郭からはみ出た毛をカット
眉の輪郭からはみ出た余分な眉毛を眉ばさみでカットします。 眉コームで手順1の通りにとかしたときに余分に目立った長い毛をカットしましょう。
3:シェーバーで余分なうぶ毛を除去
画像の囲みエリアを中心に、余分に生えている毛をシェーバーで除去します。
肌を引っ張り、肌表面をフラットにした状態でシェーバーを肌に沿わせ、上から下に向かって少しずつ剃っていくのがポイントです。
4:横向きでも確認して毛の長さや量を調整
前から見た状態は完璧でも、横から見たときに眉の長さがバラバラになっていることもあります。必ず最後に横向きでも確認して、余分に長い毛があれば眉ばさみでカットしましょう。
眉毛の形の種類
眉の形には様々な種類があり、時代によってトレンドも変化しています。現在主流の代表的な眉の形は大きくわけると5つです。まずはそれぞれ5種類の特徴についてご紹介していきます。
1:平行眉
平行眉は、眉が地面とほぼ平行で眉頭から眉尻までの角度があまりなく、直線の平行を描いた形です。
韓国風メイクが流行したことにより主流になったスタイルで、どんなメイクにも合わせやすく、アジア人の顔立ちにもマッチしやすいのも特徴です。
2:直線眉
平行眉に角度をつけた、キリッとかっこいい印象を与えるスタイル。眉頭から眉尻まで、斜め上方向に直線に仕上げるのが特徴です。
大人っぽい落ち着いた雰囲気になるので、ビジネスシーンにもマッチします。
3:アーチ眉
眉頭から眉尻まで、緩やかなアーチ状に仕上げる形。
丸みのあるフォルムと緩やかな曲線を描いたカーブは、女性らしくやさしい印象を与えます。流行に左右されない、王道スタイルです。
4:上がり眉
5:細眉毛
名前の通り、眉全体の幅を細めに仕上げた形のこと。
極端に細すぎる眉ではなく、目の縦幅の1/2程度のナチュラルな細さで仕上げるのが近年のトレンドです。
眉毛の形の選び方① イメージ
1:ナチュラルで優しげなイメージ
ナチュラルでやさしいイメージにしたいときは、「平行眉」がおすすめです。どんなメイクやファッションにも合わせやすいといった魅力もあります。
平行眉にするときは、眉の間の距離が離れると特に幼い印象になってしまうため注意しましょう。
平行眉にアーチ眉をかけ合わせるのも◎。眉尻を緩やかにカーブさせて平行に仕上げる上級者テクニックです。やわらかく穏やかな、親しみやすい印象を与えます。
アーチ状にするときは、眉尻の長さに注意しましょう。眉尻は短めにすると現代風の眉になります。眉尻に向かってスッと消えるように短めに書くと、トレンド感がアップしますよ。
2:かっこよく知的なイメージ
キリッと真っすぐな「直線眉」は、知的でハンサムな印象を与えます。大人っぽい雰囲気のメイクやファッションをしたいときにおすすめです。
さらに眉尻に角度をつけた「上がり眉」も、顔全体の印象がキリッとかっこいい雰囲気になり、大人な印象を与えます。モードスタイルやクールな雰囲気のファッションにしたい方におすすめです。
また、眉頭を近づけるほど、かっこいい印象になります。
基本の眉頭の位置は小鼻のくぼみの真上なので、このイメージになりたい方は少しだけ基本の位置よりも内側にずらすと、ぐっと印象が変わります。
3:女性らしく華やかなイメージ
緩やかなカーブを描いた「アーチ眉」は、女性らしい華やかな印象を与えます。フェミニンスタイルはもちろん、カジュアルなスタイルにもマッチする形です。
アーチ眉をするときは、眉山の位置を高くしすぎないようにするのがポイント。
眉山の角度が高くなればなるほど、眉が強調されて強い印象に見えてしまうので、ナチュラルなアーチ眉に仕上げたい場合は、眉頭より気持ち高めの緩やかな角度にするのがおすすめです。
眉毛の形の選び方② 顔型
眉毛は顔の形から選ぶのもおすすめです。顔の輪郭に合わせた眉の形にすることで、バランスのとれたメイクに仕上がります。
1:丸顔
やさしい印象丸顔さんは、同じく緩やかな丸みのあるフォルムでやさしい印象を与える「アーチ眉」が特にマッチします。目の横幅よりも長めに眉を書くことで、小顔効果も期待できます。
2:面長顔
大人っぽい印象の面長さんは、「平行眉」が特におすすめです。
床と平行に横に向かって描く平行眉なら、顔の縦幅の印象を横にずらす効果があり、バランスの良い顔立ちに仕上げることができます。
3:逆三角顔
スッと顎がスリムな逆三角形顔さんは、眉尻を緩やかに下げた「長めの平行眉」がおすすめです。
眉尻をやわらかいカーブで下げながら長めに仕上げることで、顎の輪郭とのバランスがとれます。
4:ベース顔
顔の輪郭が直線ラインになっているベース顔さんは、眉も直線に仕上げるとバランスが取れます。眉尻の部分は緩やかなカーブを意識して書くことで、やさしい印象をプラスできます。
眉毛の形の選び方③ 目の形
眉と一番近い目の形も眉の形を選ぶ大きなヒントになります。目の「角度」や「大きさ」に合わせて、眉の角度や長さなどのバランスをとるのがおすすめです。
例えば、丸みを帯びた目の場合は「アーチ眉」、たれ目の場合は緩やかに下げた「平行眉」、つり目の場合は緩やかに上げた「直線眉」や「上がり眉」がおすすめです。
また、眉の太さも目の縦幅を基準に決めるのがポイント。細眉は目の縦幅の半分、太眉は2/3程度の太さを目安にするのがおすすめです。
メンズ眉毛の整え方とコツは?
眉頭は上に向かって、眉の中間~眉尻は下に向かってコームでとかし、コームからはみ出た毛を眉ばさみでカットします。
このとき、眉間の産毛も処理するのを忘れずに!
毛がなく肌が見えてしまっている部分を埋めるように一本一本眉を描き足します。
このときも、2と同じく眉の毛流れの方向に合わせて描くのがポイントです。
最後に眉頭がふわっと立体的になるようにブラシでぼかします。
アイブロウペンシルの付属についているスクリューブラシなどでOKです。
メンズが眉毛を整えるメリットはある?
眉毛は「顔のフレーム」ともいわれているほど、顔の印象を大きく左右するパーツです。自然な眉も素敵ですが、少し眉を整えるだけで清潔感がアップし、きりっとハンサムな印象を与えることができます。
眉のお手入れは難しそう…と後回しにしていた方は、輪郭を整えるだけでもぐっと印象は変わるので、是非やってみてくださいね!
垢抜けて見えるためには眉毛の色も大切
眉毛は、アイブロウの色選びも大切です。基本的には、髪の色が明るい方はミディアムブラウン~明るいブラウン、黒髪の方はグレーやダークブラウン、カーキなどがおすすめ。髪の毛の色とリンクさせることで、自然な眉に仕上がります。
その日のメイクの雰囲気に合わせてカラーを変えてみるのもよいでしょう。
また、アイシャドウなどのカラーアイテムとリンクさせるカラー眉もトレンド。カラー眉は、通常通り眉を仕上げたあと、もしくはいつもよりも薄めに仕上げたあとに、アイシャドウやチークなどのパウダー状のカラーアイテムをふんわり上から重ねるだけで作ることができます。
簡単に垢抜けメイクが叶うテクニックなので、是非やってみてくださいね!
眉毛の描き方のコツは?
眉のエリアに皮脂やベースメイクの油分が残っているとアイブロウが綺麗に書けず、崩れの原因にもなります。ティッシュでやさしく余分な油分をオフし、さらにフェイスパウダーを重ねておきましょう。
眉頭は薄めに、眉尻に向かって濃くなるように書きます。「眉頭の位置」「眉山の高さ」「眉尻の長さ」「眉の太さ」をこまめに確認しながら書いていきましょう。
眉頭や眉上のラインを中心に、アイブロウブラシやアイブロウ用スクリューブラシを使って輪郭をぼかします。ふんわりとした自然な仕上がりに。
眉毛が少ない人の書き方について
眉毛全体が薄めで毛量が少ない場合は、眉毛自体にボリューム感を出して色味をプラスする「眉マスカラ」を使用したり、「眉ティント」を活用するのがおすすめです。
眉を書くときは、アイブロウペンシルで眉毛一本一本埋めていくイメージで、毛流れに沿って書き足していきましょう。
『こだわりの付属ブラシで描き心地抜群!』
2色のブレンドでふんわりとした自然な立体感を演出するアイブロウパウダー。にじみにくく、自然な仕上がりが続きます。付属ブラシの形や固さにもこだわり、簡単に陰影を作り出すことができます。抜群の描き心地を是非ご体感ください。
『やわらかな描き心地なのににじみにくい!』
やわらかくなめらかな描き心地でにじみにくい、スクリューブラシ付きのアイブロウペンシル。適度な重みがあり、安定した抜群の描き心地を実現しました。レフィル(別売)もございます。
まとめ
どうしてもいつも同じ形になってしまう眉も、アイシャドウやリップのようにその日の気分やファッションで形を変えることができれば、メイクのバリエーションが格段に広がり、もっとメイクが楽しくなります。
基本の眉の整え方がしっかり身についたら、眉の形を使い分けて、眉メイクもコーディネートしながら楽しんでみてください。きっと、「いつもと雰囲気違うね!」と褒められるはず。
眉の形もマスターして使いこなせれば、もう眉メイクの上級者です!
ネイチャーズウェイ
コンテンツ担当
さくらい