唇ケアに悩んでいる人は多い?
唇は皮膚が薄く、肌トラブルが起きやすいパーツのひとつです。顔の真ん中にあるため、カサつきやシワ、くすみなどが気になってしまう方も多いでしょう。
また、唇が荒れていると口紅が綺麗にのりにくく、荒れが悪化してシワが目立ったりひび割れてしまったりと、リップメイクのお悩みをお持ちの方も多いようです。
唇がひび割れてしまうと食事が染みて痒みがでることもあり、せっかくの楽しい食事会なども楽しめないかもしれません。
口元は第一印象を大きく左右するため、唇に自信を持てるよう、しっかりケアしていきましょう!
自分の唇のタイプを知っておこう
「唇」も目や鼻と同じように人によって形状が異なります。自分の唇のタイプを知っておくと、チャームポイントを客観的に知ることができるので、重点的にケアしたいポイントもわかってくるでしょう。
唇の代表的なタイプは、以下の6タイプです。
・ダイアモンド型
上唇より少しだけ下唇が大きい、ひし形の唇。最も一般的な唇の形状です。下唇のラインが真っ直ぐで、台形に見える形の方もいます。
・花びら型
下唇が2枚の花びらのようにみえる形状の唇です。「ぷるん」とした下唇がチャームポイントとなり、好印象を残します。
・アヒル型
上唇がやや上向きで、口角も上に向かって線が入る形状の唇です。自然とニコッと笑ったようにみえるので、親しみやすい印象を与えます。
・ハート型
上唇のM字がくっきりしていて、下唇がカーブを描いた、ハート型に似た唇です。くっきりした輪郭を意識すると、より魅力的に見えるでしょう。
・切れ長型
上下の唇がどちらも薄く、全体的にシャープな形状の唇。ナチュラルで知的な印象を与えます。
・たらこ型
上下の唇がぽってりとしている唇のタイプ。ハリウッドで大流行した形で、あえてオーバーリップにして唇をぽってりと厚くみせるメイク方法も。
自分に合ったリップ・口紅を選ぶポイント
一般的に、鼻の下の人中〜上唇と下唇〜顎の骨の上端までが1:1、上唇と下唇の厚みの比率が1:1.5〜2が「唇の黄金比」といわれています。
それぞれのパーツを活かしつつ、この黄金比に近づけるよう、リップケアやリップメイクをするのがおすすめです。
たとえば、唇に厚みをもたせたい方は、唇のマッサージをして血行を良くしたり、リップパックなどでたっぷり保湿をしたりするケアがおすすめ。メイクでは、明るめのリップカラーや光沢感のあるリップグロスを使用するとふっくらみせることができます。
また、歳を重ねると輪郭がぼやけてきやすいため、メイク時には輪郭を足してオーバーリップにしてあげるのも◎。
どのタイプの唇でも、日頃からリップケアを行うことは重要です。唇の皮がむけたり、日常的にカサカサしていると、色素沈着もしやすく、輪郭がぼやける原因にもなります。スクラブケアで角質ケアしたり、パックで保湿するとプルプルの唇を保つことができるでしょう。
唇が荒れる習慣
無意識のうちに唇を触ってしまう
唇のカサカサや皮むけが気になるとき、ついつい触ってしまっていませんか?
「無意識のうちに皮をむいてしまっていた…」という方も多いと思いますが、皮むけや乾燥がさらに悪化し、炎症を起こしてしまうこともあります。トラブルの悪循環に陥ってしまうため、絶対にやめましょう。
唇をなめたり、噛んだりしてしまう
唇をなめると、唾液が乾燥すると同時に唇のうるおいまで奪われてしまいます。唇が乾燥して、皮むけしやすくなってしまいます。
また、唇を噛んでしまうのも傷がついて荒れの原因に。
つい無意識のうちにやってしまいがちですが、どちらもトラブルを招く原因になるので、できるだけやらないように注意しましょう。
リップクリームなしで口紅・グロスを使っている
洗顔後に必ずスキンケアをしてからメイクを始めるように、唇もメイクをする前には必ずケアしてあげることが大切です。
乾燥した唇にいきなり口紅を塗っても、綺麗に色がのりません。リップクリームやリップトリートメントを下地として塗ってから、口紅を塗るようにしましょう。
食後に糖分や塩分が口についたままになっている
食事や甘い飲み物を飲んだあとに糖分や塩分が唇に残ったままでいると、乾燥や荒れの原因になってしまうことがあります。
必ず食後には唇をしっかり拭い、リップクリームを塗るようにしましょう。
唇が老けて見える原因
唇が老けて見える原因には、「シワ」や「たるみ」など、いくつかの要素が関係しています。唇・お口周りの変化は、顔全体の印象を左右するため、特に気を配る必要があります。
老け見えしてしまう原因となる要素を詳しくみてみましょう。
口周りや唇のしわが目立っている
唇や口周りは皮膚が薄く、シワができやすい部位です。シワが深くなると、メイク時にも目立ってしまいます。
歳を重ね、皮膚のコラーゲンが減少すると、弾力が失われ、表情ジワや乾燥小ジワなどができやすくなります。日頃から乾燥・日焼け対策をしておくことが大切です。
唇の形が変化している
年齢とともに、唇の厚みが薄くなってくる傾向があります。唇の色味もくすみがちで、印象がぼやけてしまいます。
ハツラツとした笑顔を作るためには、唇の血色感を意識し、日々の保湿だけでなく集中的なスペシャルケアでいたわってあげることもおすすめです。
口角が下がっている
口角が下がると、そんなつもりはなくても不機嫌そうな表情に見られ、疲れた印象を与えることがあります。いわゆる「への字口」の状態です。
口角は口周りの筋肉が衰えたり、フェイスラインのたるみが原因で下がって見えます。首や肩を丸めて長時間スマホをいじっていたり、口呼吸が多いのも口角が下がる原因となります。
表情筋を意識して、笑顔に見られる口角を目指してみましょう。
効果的な唇のケア方法
日頃からこまめにリップクリームを塗る
唇のケアには、毎日こまめにリップクリームを塗ることが重要です。唇は皮膚が薄く乾燥しやすいので、ちょっとした刺激でも荒れてしまいます。
塗るタイミングは、朝の洗顔後、食前・食後、メイク前、夜寝る前などがおすすめです。唇のうるおいがしっかり保たれていれば、ひび割れや荒れを防ぐことができます。
また、塗り方も重要です。清潔な唇にリップクリームを唇全体に均一に塗るようにしましょう。塗る量が少ないと、十分に保湿できません。
食後は唇に油汚れや塩分・糖分などがついているので、軽く拭いたりして綺麗な状態にしてから塗ってください。
特に乾燥しやすい唇の端や縦じわには、念入りに塗り込むのがおすすめ。日中も乾燥が気になったら、こまめにリップクリームを重ね塗りするのがポイントです。
週に1回のスクラブケア
唇がゴワゴワと固く感じたら、スクラブケアで古い角質をやさしく取り除いてあげるのがおすすめ。
オリーブオイルやココナッツオイルなどの食用オイルと砂糖をティースプーン1杯ずつ手のひらで混ぜ、そのまま指で唇にやさしく円を描くように馴染ませて洗い流します。
洗い流したあとはリップクリームやリップトリートメントでしっかり保湿しましょう。
週に1回程度、定期的に行うのがおすすめです。
寝る前のリップパック
カサカサや皮むけなど、唇のトラブルサインを感じたら、「リップパック」がおすすめです。
唇がテカテカするくらにたっぷりとリップクリームやリップトリートメントを塗り、上から唇全体にラップを覆いかぶせて10~15分放置するだけでOK。
夜寝る前に週に1~2回程度行えば、ぷるんとしたうるおいのあるふっくら唇をキープできますよ。
湯船につかりながら行うのもおすすめです。
唇マッサージ&エクササイズ
リップクリームやリップトリートメントを塗るときに、円を描くように塗ったり両端から内側に数回やさしく滑らせるように「マッサージ塗り」をするのがおすすめ。唇の血行がよくなり、自然な血色感のあるハリのある唇になります。
また、口を「う」の字と「い」の字で交互に5秒ずつキープする簡単エクササイズもおすすめです。唇の周りの筋肉が鍛えられ、ボリュームのある唇に!
唇美人になるために!口角を上げるケア
唇を綺麗に見せるためには、口角を上げるエクササイズもおすすめです。
表情筋である「口角挙筋」を中心に、日頃から表情豊かに過ごしたり、意識的に顔の筋肉を動かすようにしたりして、顔全体の筋肉を鍛えるのが効果的です。食事をよく噛んで食べることも意識するとよいでしょう。
1.唇上下を口の内側に巻き込む
2.そのまま口角を引き上げ、5秒キープ
3.ゆっくりもとに戻す
1~3を1日5セット繰り返しましょう!
マスクの着用で唇が荒れる原因
マスクをつけて呼吸することで、マスク内の湿度が高まり不快感を覚えたことはありませんか?
このマスクにこもった湿気が、唇や肌に付着して蒸発するとき、角質層から水分を一緒に奪ってしまいます。これが、乾燥や荒れの原因のひとつです。
更に、長時間マスクを交換せずにつけたままだと、湿度の高いマスクの中で雑菌が繁殖してしまいます。これらの雑菌もまた、唇の荒れを引き起こす要因といえます。そして、マスクそのものが唇に触れて擦れることも、物理的な刺激となり、唇のトラブルを引き起こします。
唇を守るマスク着用時の対策法
マスクの内側にやわらかい質感のコットンを一枚挟むことで、湿気を適度に吸収しながらマスクと唇の摩擦も軽減することができます。
唇のうるおいを保つ乾燥対策
唇はターンオーバーが速い分、乾燥や荒れが気になるときも、きちんとケアができていれば早く健康な状態に戻すことができます。
リップクリームなどでうるおいを与えるだけでも乾燥から守ることができるので、こまめに塗って、唇の水分蒸発を防ぎましょう。
少しでも唇の乾燥を感じた場合は、たっぷり保湿をしてあげてください!
唇のスペシャルケアに!
繰り返し荒れやすい唇を健康的に保つリップトリートメント。 高密着の「リップパック処方」で、ふっくらとしたツヤのある唇に。唇パック(ナイトパック)、口紅の下地、グロスとしても使用できます。
美しい唇を保つための生活習慣
体が冷えて、唇が紫色になってしまった経験はありませんか?
冷えは代謝と血行を滞らせ、唇の色を悪くさせます。血色感のある健康的な唇を保つためには、胃腸やおなか、腰などを温め、体全体の代謝と血行を良くするよう心掛けましょう。
また、ふっくらツヤツヤな唇になるためには、皮膚や粘膜を健康にするビタミンB2を多く含むレバーやほうれん草、卵、納豆などを積極的に摂ることも、体の内側からのケアとしておすすめです。
リップケアも「継続」が大切
唇の乾燥対策は「継続」が何よりも大切です。
唇はデリケートな分、一年中季節問わずしっかりケアしたいもの。こまめに保湿ケアをしてあげることで、うるおいに満ちた、ふっくら美しい唇をキープしましょう。
ネイチャーズウェイ
研究開発本部 機能開発チーム
みずの
食品メーカーの品質管理・開発を経験する中で、オーガニックに魅力を感じネイチャーズウェイに入社。植物の魅力たっぷりの優しいコスメを届けたく、オーガニックコスメの企画・ハーブエキスの機能開発に携わる。現在は国産オーガニックコスメchant a charm(チャントアチャーム)の研究・開発を主に担当中。