角栓とは?できる原因や効果的なケア・予防方法などを徹底解説!

2024.12.09

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毎日きちんとケアしていても、いつの間にかできてしまう小鼻のポツポツ。その正体は「角栓」です。角栓はなぜできてしまうのでしょうか? 今回は、角栓ができてしまう原因と角栓を予防するおすすめのスキンケア方法をご紹介します。

TOPICS

角栓とは?

いつのまにか小鼻などにできてしまうポツポツとした凹凸…これは角栓です。
角栓は、小鼻や額などの皮脂が出やすい部分にできやすいため、皮脂が毛穴に詰まったものだと思われがちですが、角栓の正体は「古い角質」が70%、残りの30%が「毛穴に詰まった皮脂」。この古い角質と皮脂が混ざったものが肌に溜まり、毛穴に蓋(=栓)をするため「角栓」といわれています。

角栓が詰まったまま放置すると、空気に触れる角栓の表面部分が酸化し、黒く変色して目立ってきます。これがいわゆる「毛穴の黒ずみ」の正体です。

角栓ができる原因とは?

毎日きちんとスキンケアをしているつもりでも、角栓はできてしまうことがあります。
では、何が原因で角栓ができてしまうのでしょうか?

1.メイクの落とし残しなどの毛穴汚れ

メイクがしっかり落としきれていないと、メイク汚れが毛穴の中に皮脂や古い角質と混ざり合って詰まっていきます。メイクには油分が含まれているため、その油分も酸化してしまうことで、黒ずみになりやすくなります。

2.ターンオーバーの乱れ

肌のターンオーバーサイクルが滞ると、古くなった角質が除去できずに肌に溜まり、角栓ができやすくなります。 ターンオーバーのサイクルは年齢とともに乱れやすくなり、睡眠不足やストレス、栄養バランスの乱れなど、生活習慣が原因となることもあります。

3.肌の乾燥・過剰な皮脂

気温が高くなる夏にはもちろん、ホルモンバランスの乱れや生活習慣の乱れなどで皮脂の分泌が増えてしまうのも角栓ができる原因のひとつです。過剰に分泌された皮脂は毛穴の中に溜まりやすく、角質や肌表面の汚れと混ざり合って角栓になってしまいます。

また、肌が乾燥していると、水分を守ろうと肌自らが過剰に皮脂を分泌してしまうことも。
角栓が毛穴を塞ぐことで肌全体がくすんだ印象になったり、角栓に雑菌が繁殖することで炎症を起こしてニキビになってしまったりと、角栓はあらゆる肌トラブルを引き起こす原因ともなります。

反対に、角栓ができる主な原因である「メイクの落とし残し」「ターンオーバーの乱れ」「過剰な皮脂」の3つを改善することで、肌トラブルを未然に防ぐことに繋がるのです。

肌トラブルに繋がる?NGな生活習慣・お手入れ方法

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普段何気なく行っているいつもの習慣が角栓の元になっているかもしれません。当てはまるものがないか、ぜひチェックしてみてください。

1:メイクを落とさない

メイクを落とさずに寝てしまったり、クレンジングでメイクの洗い残しがあると、毛穴にメイク汚れが詰まってしまいます。

2:朝は水やお湯だけで洗顔している

朝の肌も実は皮脂や汗、ほこりなどが混ざり合って付着しているため、意外と汚れています。また、前日の夜につけたスキンケアの保湿成分が肌に浸透しきれずに残っていると、しっかりリセットしなければその保湿成分が酸化して肌トラブルに繋がってしまうことがあります。 これらの朝の汚れは水やお湯だけでは落としきれないため、洗顔料、もしくはW洗顔不要のクレンジングミルクなどでやさしく汚れを洗い流しましょう。

3:肌の洗いすぎ・ゴシゴシ擦る

角栓ケアのために1日に何度も洗顔をしたり、長時間洗顔するのは肌にとって摩擦や負担になるため良くありません。1日に2回、朝晩の洗顔が理想的です。
また、黒ずみが気になるからといって、強い力でゴシゴシと洗ってしまうのはNGです。摩擦が起こると、肌の自己防衛反応でより角質を厚くしてしまうことがあります。弾力のあるたっぷりの泡で、包み込むようにやさしく洗いましょう。

4:睡眠不足

睡眠不足と角栓は一見関係がなさそうにみえますが、睡眠不足はホルモンバランスが崩れる原因となります。女性ホルモンの多くは睡眠中に分泌されるため、睡眠が足りないとホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンの割合が多くなってしまいます。男性ホルモンの割合が増えると、皮脂が過剰に分泌されてしまい角栓ができやすくなってしまうのです。

5:動物性たんぱく質・脂質・糖分の摂り過ぎ

食生活の乱れも、角栓ができる原因となっているかもしれません。

食事は栄養素をバランスよく摂る必要がありますが、動物性たんぱく質と脂質、糖分の摂り過ぎは皮脂の過剰分泌につながります。ご飯やパンなどの炭水化物に含まれる糖質、バターやスナック菓子に含まれる脂質、チョコレートやケーキに含まれる糖分などには要注意です。

ビタミンAやビタミンBなど、ターンオーバーや皮脂の分泌を正常に保つ役割をになう栄養素を積極的に摂ると良いでしょう。

6:角栓パックのやりすぎ

市販の「角栓パック」を使ってケアしている方は要注意です。角栓パックを使うと大量の角栓が取れますが、肌や毛穴に負担をかけてしまうことがあります。特に、シートタイプの角栓パックは、シートをはがすときに負担がかかりやすいので注意が必要です。

7:爪やピンセットなどで角栓を無理やり押し出す

角栓を爪やピンセットなどで無理に押し出すと、皮膚が傷ついて炎症に繋がってしまう可能性があります。押し出す刺激によって、過剰な皮脂分泌を招いてしまうこともあります。

角栓を除去する4つの方法

角栓ができてしまったときはどうすれば良いのでしょうか?
肌に負担が少ないおすすめの対処法をご紹介します。

1:クレンジングで角栓を除去

角栓は皮脂や汚れが毛穴に詰まった状態なので、クレンジングで浮かせることができます。メイクをした日は、クレンジングで毛穴汚れを落とすように意識してみましょう。
使用するクレンジングは、メイクだけでなく毛穴に詰まった皮脂や汚れも浮かせて落とすことができるアイテムがおすすめです。角栓が気になる場所は、指の腹で「の」の字を書くようにクルクルし、よりしっかりと洗い落とすと良いでしょう。

2:酵素の力で角栓を除去

酵素洗顔とは、角栓の元となる古い角質や皮脂を分解する力を持った「酵素」を含んだ洗顔料のこと。酵素の力で肌表面の汚れをやさしく取り除くことができるため、角栓を除去し、予防することもできます。
週に1~2回程度のスペシャルケアとして使用するのがおすすめです。敏感肌の方は、低刺激の酵素洗顔料を選ぶとよいでしょう。

3:蒸しタオルやスチーマーで毛穴ケア

蒸しタオルやスチーマーを使って毛穴を開き、角栓を取り除きやすくする方法もあります。クレンジング前に蒸しタオルやスチーマーを顔に当てると、毛穴が広がり肌が柔らかくなるので、その後にクレンジングや洗顔を行います。

蒸しタオルは、濡らしたタオルを電子レンジで温めて簡単に作ることができます。蒸気でやけどしないよう、温め過ぎには注意してください。

4:拭き取り化粧水で角質ケア

拭き取り化粧水を使うことで、洗顔だけでは落としきれなかった古い角質や汚れを取り除くことができます。洗顔後、コットンに拭き取り化粧水を含ませ、優しく顔全体を拭き取ることで、角質の蓄積を防ぎ、角栓の発生を抑えることができます。

拭き取り時にゴシゴシ擦るのはNGです。アルコールフリーや低刺激な製品を選ぶことで、肌への負担を軽減しながら効率的に角質ケアを行うことができますよ!

角栓をつくらせないための予防方法

角栓をつくらせないためにはどうすれば良いのでしょうか?
4つの予防法をご紹介します。

1:洗顔の仕方を工夫する

角栓を予防するためには、洗顔の仕方を見直すことも大切です。
ぬるま湯で顔を湿らせてから、洗顔料をよく泡立てて洗います。弾力のある泡で肌を包み込むようにするのがポイントです。手と顔の間に泡のクッションをはさむようなイメージで洗っていきましょう。
顔全体をモコモコの泡で包んだら、顔の内側から外側に向かって円を描くようなイメージで手を動かします。毛穴の中に泡が入りこむよう、ゆっくり洗いましょう。決してゴシゴシと擦らず、やさしいタッチを心がけてくださいね!

2:肌の保湿ケアを丁寧に行う

角栓予防には、保湿ケアも欠かせません。洗顔後はすぐに化粧水で水分を補い、肌をうるおします。そのあとは、乳液やクリームでしっかりとフタをし、水分を閉じ込めましょう。セラミドなどの保湿成分を含んだ製品を選ぶのがおすすめです。
保湿ケアを怠ると肌のバリア機能が低下し、皮脂の過剰分泌を引き起こしやすくなります。角栓の原因を作らないよう、日々の保湿ケアを丁寧に行うことが重要です。

3:生活習慣に気を付ける

食生活の乱れや睡眠不足、喫煙や過度の飲酒なども角栓の原因となるため、健康的な生活習慣をキープすることも、角栓予防において非常に重要です。
十分な睡眠時間を確保し、睡眠の質を向上させれば、ホルモンバランスが整いやすくなり、美肌効果が期待できます。また、ストレスも角栓の原因となるため、心身ともにリラックスする時間を持つようにしましょう。
ウォーキングやヨガなど、適度な運動を取り入れ、血行を促進するのも角栓予防に効果があります。

4:バランスのとれた食事を心がける

毎日忙しいと、どうしても食生活が乱れがちですが、バランスのとれた食事を心がけるだけでも、肌のコンディションが整います。
ビタミンAやビタミンC、ビタミンEなど、美肌効果が高いビタミン類は積極的に摂取しておきたい栄養素のひとつです。生野菜や果物を意識的に取り入れると良いでしょう。また、くるみやナッツ類に含まれる「オメガ3脂肪酸」も美肌効果が期待できます。仕事中の間食にもピッタリです。
栄養バランスだけでなく、水分補給も忘れずに!1日2リットル程度の水を飲むことで肌の乾燥を防ぎ、健康な状態を保つことができます。

角栓のお手入れ方法とアイテムの選び方【スキンケア方法別】

角栓の予防には生活習慣を見直すことも大切ですが、改めて、毎日何気なく行っているスキンケアを見直してみましょう。 角栓予防におすすめのスキンケアアイテムをご紹介いたします。

クレンジング

その日のメイクはその日のうちにしっかり落とすことが重要です。 クレンジングはメイクの落とし残しがないようにするのがポイントですが、高い洗浄力のもので必要以上に皮脂を取り去ってしまうクレンジングは、バリア機能の低下や肌の乾燥に繋がりやすいので注意が必要です。
肌にうるおいを残しながら、しっかりとメイクをOFFすることができるクレンジングを選びましょう。

おすすめのクレンジング

130mL ¥3,080(税込)

チャントアチャーム クレンジングミルクaは、ハードなメイクまでしっかりを落としながら、洗いあがりはしっとり。毛穴の黒ずみ*1ケアまでできる、肌のうるおいを守るクレンジングです。植物性セラミド*2配合で肌のセラミド補給ができるのもポイント。W洗顔不要で、マツエクの方でも使用できます。

*1黒角栓 *2コメヌカスフィンゴ糖脂質(保湿 / 肌荒れ防止)

洗顔

角栓の構成成分のうち70%を占めるのは古くなった角質です。古くなった角質は通常の洗顔料では中々除去されないため、古い角質を分解する力がある酵素配合の洗顔料が有効です。
弾力のある濃密な泡を作り、肌をこすらずやさしく洗い上げましょう。

おすすめの洗顔

【薬用】チャントアチャーム パウダーウォッシュ
販売名:薬用アクネ パウダーウォッシュ

0.8g×34包 ¥3,080(税込)

チャントアチャーム パウダーウォッシュは、酵素のパパイン(洗浄成分)を配合していて、毛穴に詰まった角栓や古い角質をやさしくほどくように分解します。爽やかなハーブのアロマとフレッシュな泡で、洗い上がりの肌はザラつきのないつるつるな肌に。使うたびに肌本来のなめらかさと明るさを引き出して、くすみ*やニキビも予防します。

*古い角質による

保湿

肌の乾燥も角栓を引き起こす要因のひとつとなります。 綺麗に洗顔した後は、たっぷりの化粧水で肌に水分のうるおいを与えましょう。 古い角質が溜まって肌のごわつきが気になるときは、化粧水の重ね付けやコットンパックをしてうるおいをじっくり補給する保湿ケアがおすすめです。
化粧水をつけた後は、与えたうるおいが逃げていかないように乳液やクリームでしっかり蓋をして保湿します。

おすすめの化粧水

チャントアチャーム モイスト ローション

150mL ¥2,640(税込)

チャントアチャーム モイスト ローションは、とろみのあるテクスチャーで角質層へぐんぐん浸透するしっとり化粧水です。温泉水やハーブ、アミノ酸が肌にうるおいを与え、肌本来の美しさをキープ。植物性セラミド*を配合しているので、保湿力や肌のバリア機能も保ちます。

*コメヌカスフィンゴ糖脂質(保湿 / 肌荒れ防止)

おすすめの乳液

チャントアチャーム モイスト ミルク

120mL ¥2,860(税込)

チャントアチャーム モイスト ミルクは角質層にうるおいをとどめてハリのあるなめらかな肌に導く乳液です。みずみずしいテクスチャーながら、植物オイルのヴェールで肌を包み込み、植物性セラミド*配合で保湿力や肌のバリア機能も保ちます。

*コメヌカスフィンゴ糖脂質(保湿 / 肌荒れ防止)

角質ケア美容液をプラス!

「角質ケア」と「保湿」を同時に叶える角質ケア美容液をプラスして、さらにつるんとなめらかな肌を目指しましょう!
化粧水のあと、乳液の前に使用します。

30mL ¥3,080(税込)

角質ケア成分(AHA)と豊富なアミノ酸を含有する、日本の伝統製法「生酛造り」により生み出されたコメ発酵エキス*を配合。ゴワついた肌を柔らかくし、なめらかに整えます。

*コメ発酵液(柔軟)

角栓に関するよくあるQ&A

  

Q1.角栓ケアの頻度やタイミングは?

A.角栓ケアは、洗浄・保湿・保護の基本のスキンケアと、角質ケア美容液などを継続して使用する毎日のケアの積み重ねが非常に重要です。無理に角栓を取り去ることはせず、日々のスキンケアを丁寧に行いましょう。ピーリングやゴマージュなどのスペシャルケアを行う場合は、肌のコンディションが良いときに、週に1~2回程度、夜のスキンケアタイムに行うのがおすすめ。ケア後は必ず保湿を徹底してくださいね。

  

Q2.敏感肌でも角栓ケアをして大丈夫?

A.敏感肌の方の場合でも、本記事でご紹介しているスキンケアアイテムを毎日のスキンケアに取り入れていただけます。肌のバリア機能が低下している状態なので、ピーリングやゴマージュなどのスペシャルケアは避けましょう。
初めて使用する製品は、念のため使用前にパッチテストを行うことをおすすめします。

  

Q3.角栓を無理矢理取ってしまったときの対処法は?

A.角栓を指などで取ってしまうと、毛穴がぽっかりと開いてしまい、ニキビや炎症などに繋がる大変無防備な状態になります。角栓を取ってしまったら、すぐに「洗顔で清潔にする→冷水で引き締める→しっかり保湿」のステップを行いましょう。保湿アイテムも、肌の引き締め効果のあるアイテムを選ぶのがおすすめです。それでもニキビや炎症に繋がってしまう可能性は高いので、無理に角栓を取り除くことは避けてくださいね。

  

  

まとめ

肌のざらつきや黒ずみ、ニキビの原因ともなる角栓。
生活習慣を見直しながら、日々のスキンケアで丁寧にお手入れをして、角栓ができにくい肌作りをしていきましょう!

  

監修者

ネイチャーズウェイ
研究開発本部 機能開発チーム

みずの

食品メーカーの品質管理・開発を経験する中で、オーガニックに魅力を感じネイチャーズウェイに入社。植物の魅力たっぷりの優しいコスメを届けたく、オーガニックコスメの企画・ハーブエキスの機能開発に携わる。現在は国産オーガニックコスメchant a charm(チャントアチャーム)の研究・開発を主に担当中。