NMF(天然保湿因子)とは?
NMFは「Natural Moisturizing Factor(ナチュラル モイスチャーライジング ファクター)」の略で、日本語で「天然保湿因子(てんねんほしついんし)」と呼びます。 肌自らが作り出す天然のうるおい成分です。
このNMF(天然保湿因子)は、肌表面のわずか0.02mm程度しかない角質層に含まれていて、「細胞間脂質」と「皮脂膜」を含めた3つの要素で角質層のうるおいを保っています。
角質層は常に代謝されて生まれ変わっているため、NMFは絶えず肌で作りだされますが、働きを終えるとすぐに消失してしまいます。NMFが不足すると、たちまち肌の乾燥やカサつきといった不調に繋がってしまうのです。
NMF(天然保湿因子)の成分構成と肌への働き
NMFの大部分を占める成分が「アミノ酸」です。
人の身体は多くがタンパク質でできていて、そのタンパク質を作る原料となるのがアミノ酸です。だからこそ、全身を覆う皮膚の角質層に存在するNMFにはこのアミノ酸が最も多く含まれています。
また、次に多い成分が「ミネラル(無機塩類)」です。ミネラルには、ナトリウム・カリウム・カルシウム・塩化物などの様々な種類があり、飲用のミネラルウォーターなどとも同じ成分です。このミネラルも、肌の生まれ変わりやうるおいのある肌をキープするために欠かせない成分です。
人の身体に欠かせないアミノ酸とミネラルなどで構成されたNMFが十分に蓄えられていれば、うるおいをキープしながら、やわらかくハリのある肌状態を維持できます。
NMFは、肌の水分を保持し、健やかな肌状態を保つ働きを持つ、私たちの肌には必要不可欠な成分なのです。
NMFが不足する主な原因
・空気の乾燥
・日差しによる紫外線ダメージ
・洗いすぎ
・肌への摩擦
・生活習慣の乱れ、ストレス
NMFは、空気の乾燥や紫外線ダメージなどの環境による肌へのダメージや、洗いすぎ・擦りすぎなどの間違ったスキンケアによるダメージ、生活習慣の乱れやストレスなどの内的要因など、あらゆる原因で不足してしまいます。
NMFが不足すると肌のバリア機能が低下し、水分が逃げてしまうことでさらに肌が乾燥するという悪循環に陥ってしまうのです。
NMFはどうやったら保てるの?
NMFが不足してしまう原因となっている、日々のスキンケアのやり方や生活習慣などを見直すことはもちろん大切ですが、すべて完璧に阻止するのは難しいですよね。
だからこそNMFをしっかり保つためには、"スキンケアでNMFを補うこと"が大切です。
NMFを肌に上手に補うためには、NMFの大部分を占める「アミノ酸」と「ミネラル」を配合したスキンケアアイテムを選びましょう!
「天然アミノ酸」とミネラル豊富な「温泉水」を補給できるスキンケア
チャントアチャームのスキンケアアイテムには、NMFに極めて近い天然アミノ酸(セリン、プロリン*)と、ミネラルが豊富な北アルプスの温泉水*を配合しています。
天然アミノ酸は、保水力に優れた植物由来のアミノ酸を採用し、与えた水分を逃しません。
温泉水は、北アルプス・立山の天然水です。飲み水にもなっているミネラルウォーターで、ナトリウム、カルシウム、塩化物などのミネラルを含んでいます。
下の写真は実際に、通常化粧品で使う不純物を取り除いた水と、チャントアチャームで使っている温泉水を乾燥・蒸発させた後のものです。
温泉水に含まれるミネラルが結晶化している、つまりそれだけ多くのミネラルを含む、ということが一目でわかります。
チャントアチャームが目指すのは、うるおいを蓄えたハリツヤのある「自立保水力のある肌」。これを叶えるために、肌になくてはならない「アミノ酸」と「ミネラル」に着目した製品づくりを行っています。
うるおい溢れる、弾むようなハリ肌に!
チャントアチャームは、2023年8月にスキンケアの全ステップに「セラミド*1」を配合した新処方でリニューアルいたしました。
毎日のスキンケアで肌のバリア機能をサポートする「セラミド貯金*2」が叶う、新たなラインナップを是非チェックしてくださいね。
*1 植物性セラミド[コメヌカスフィンゴ糖脂質](保湿/肌荒れ防止)
*2 コメヌカスフィンゴ糖脂質(保湿/肌荒れ防止)を与えること
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ネイチャーズウェイ
研究開発本部 製品開発チーム
きのした
OEM化粧品会社でスキンケアの商品開発を経てネイチャーズウェイに入社。入社後は肌本来の力を活かすオーガニックコスメの企画・開発に携わり、現在はエステサロン専売品であるBIOLAB(バイオラブ)の研究開発を担当。